秘書とは

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よく聞かれるのは、樋渡さんの秘書って大変でしょうって声。本人に聞いてほしいって言ってるんですが、きっと、本人も「大変」って言ってることでしょう(笑)。


12年間いた霞が関で、若手の官僚が目指すのは、大臣秘書官です。早ければ入省14年目くらい課長補佐でなれますし、今、僕の同期が何人か秘書官やっていますが、同期どころか2年にいっぺんしかまわって来ないことも。これが局長(みんながみんな局長にはなれません)への登竜門と言われる所以かも。ちなみに、佐賀県では、古川知事、樋口鹿島市長はそれぞれ自治省、農水省の秘書官を務められています。

僕は、秘書官適齢期よりもとうの昔に霞が関を辞めたのですが、ゆえあって、自伝「首長パンチ」の中で書いた沖縄時代に、しばらく、鈴木宗男さんの鞄持ちをやっていました。そりゃ、大変でしたよ(笑)。しかし、僕は鈴木さんから多くのことを学びました。

今それができているかどうかは別にして、気配り、細やかさ、大胆さ、胆力、義理、人情・・・。僕は、秘書の役割というのは、孤立無援となりがちな(特に僕はそうなる)トップを精神的にも情報的にも支え、トップに耳の痛いことを直言し、なおかつ、トップの考えを受け入れやすいように広めることだと思っています。一言でいえば、トップを「先回り」して待つ能力かなと。

僕の秘書は古賀龍一郎さんですが、溝上さん、井上さん、大野さんに続いて4代目。もう一人の秘書は、女性ですが、吉原さんに続き、古田さん。それぞれ、素晴らしい。古賀さんは、初めて同級生ですが、僕にない大胆なキャラを持っています。僕に言えないことは、古賀さんに言ってください(笑)。


この写真は、宮城県登米市での僕の講演の後に、議会主催の懇親会があったのですが、いきなり、古賀さんご指名で挨拶をしていました。普通、僕でも動じますが、彼は、淡々としかも笑いを取って話していました。恐るべし。全国に名だたる名秘書官目指して頑張ってください。
by fromhotelhibiscus | 2011-01-31 22:27
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