一括交付金は名ばかりだった

今日は九州市長会総会。話題の竹原阿久根市長も遅れて参上。100人前後の市長が、おーっ!という声。結構、みんなミーハーです。ある市長さんは、僕に「サインもらってくれば」とけしかけるし。


午後から、総務省自治財政局の黒田財政課長が講演。この頃、あまりニュースに載らなくなった民主党の目玉政策である「一括交付金」ですが、既存の補助金を見直して、「ブロック化」して制度構築すると名言。

珍しくカチーンと来て、質疑応答で挙手。僕からは、

一括交付金のもともとの趣旨は、社会福祉でも公共事業費でも借金返しなど、自治体の裁量で決められるはずだったと思う。しかし、課長の説明では、ブロック化するとのこと。このブロック化とは、曲者で、公共事業費のブロックでは、公共事業費にしか使えない。医療社会福祉にはまわせない。こりゃ、ひも付き補助金が、帯付き補助金になっただけ。ブロック化とは、各省が自治体の要望をブロック化するための都合の良い言い訳。一括交付金なら、本当の意味での一括交付金らしく制度設計してほしい。今のままでは、その帯の中で、各省がいろいろちょっかいを出してくる、

と発言。

すかさず財政課長からは、

趣旨は分かるが、現実的に、補助金の見直しから先にやらないと、総務省としてはもたないし、各省にそんなことは言えない。市長の言う一括交付金だと、総務省の所管する交付税交付金の拡大と言われかねないし、それは神学論争になってしまう。目指す先は、市長と同じだが、過渡期の制度として理解してほしい、

と発言。

また、手を挙げようと思いましたが、他の市長が手を挙げてしまったので、僕はエンド。課長の言っていることは間違っています。というのも、交付税交付金は、国からのひも付き補助金に追随して付くもので、自治体の裁量なんか全く無い。しかも、現場の市役所は、どの補助金にどれくらい交付金が付くのか分からない場合が多い。そういう意味ではブラックボックスです。

私が望む一括交付金は、今国からのひも付き補助金の総計が例えば100億円だとすると、その100億円の枠内で、例えば、救命救急医療支援にいくら、学校教育にいくら、道路整備はいくら、と自治体と議会の責任で決める、これこそ、地域主権ではないかと思うんです。

重ねて今のままの制度設計だと、全く変わらないどころか、かえって悪くなる。ひも付き補助金はある意味、狭いひもの中で各省の裁量は効きにくいけど、帯になると、広くなる分だけ、各省の裁量が広くなる。

どうしても国として行わなければいけない政策の補助は、ひも付き補助金になるけれども、それは、極めて限定して、あくまでも、自治体の裁量を広げるためには、本当の意味での一括交付金だと思っています。

総務大臣、期待しています。
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by fromhotelhibiscus | 2010-10-14 23:50
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