後ろ向きではいけない!

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今日は、佐賀県市町国民健康保険広域化等連携会議の第1回会議が開催されました。もともと、国民健康保険は、市町村の受け持ちとなっていますが、ほとんどすべての自治体で火の車。しかも、どの自治体もやっている業務が多くて、事務費の無駄も指摘されています。

そこで、私を含めて佐賀県市長会が「県で一本化・一体化」を提案。各首長間で共通しているのは、国の負担(国庫財源比率)を引き上げる、県で一本の保険料、市町は、窓口業務、徴収業務をしっかりやって、役割分担を明確化させるというもの。

しかし、やっぱり、総論賛成、各論反対ですね。びっくりしたのは、議論の時間が足りない、うちの議会が持たない、とか、うちの意見をしっかり聞いてとか、ばっかり。

たまらず、僕からは、「県はしっかり制度を示して、その上で、市町から意見を聴いてほしい。各論が反対だから、先に進まないということはせずに頑張ってほしい。年末に、国に広域化方針を報告するに当たって、この期限は守ってほしい。先送りするな。武雄市は、持続可能な国保制度になるように、全力で支援する」と話をしました。
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県庁に求めるのは、全市町が納得する100パーセントの制度設計なんて無理、とりあえず、広域化のスキームを作って、無理や無駄があったら、その都度修正する、という柔軟な姿勢です。先送りすればするほど、財政基盤の弱い自治体はお手上げになっていきます。

武雄市民病院の民間移譲も、そりゃいろいろ批判はあったけれども、体力のあるうちにハンドルを切ったからこそ、うまくいっていると思います。スピードと決断、今の健康福祉本部だったらできると信じています。
by fromhotelhibiscus | 2010-10-12 23:18
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