すべては一杯のコーヒーから

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著者は松田公太。今、みんなの党の参議院議員タリーズの創業者。

27歳で起業を志し大手銀行を退職した青年は、体当たりの交渉でスペシャルティコーヒーの日本での販売権を得た。銀座に待望の1号店を開業した後は、店内に寝袋を持ち込み泊まり込みで大奮闘。ビジネスにかける夢と情熱は、コーヒーチェーンを全国規模にまで大成長させた。金なし、コネなし、普通のサラリーマンだった男になぜできたのか?感動のタリーズコーヒージャパン起業物語。

タリーズは、東京(虎ノ門)出張の際に、たまに行きますが、明らかに、ライバルのスターバックスと違う。好き好きかもしれませんが、僕は、タリーズの方が好き。タリーズや松田さんに感心があったので、この文庫本を購入。

構成自体は、荒削りながらも、とにかく、面白い。情熱の大切さ、人とのつながりの大切さを痛感する。この本が古典となるかどうか分からないけど、今、元気の無い日本でぜひ読みたい。読後感がこれほど清々しい本も滅多にない。

参議院議員の松田さんには、月並みだけど、ご自身が経験した役所の高くて強い壁をぶち壊してほしい。規制緩和も、あなたみたいな実体験があればこそ説得力を持ちます。地方も、様々な規制で苦しんでいます。ぜひ、頑張ってください。
by fromhotelhibiscus | 2010-10-04 23:59
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