「あなたは質問する資格がない」 武雄市長発言、撤回

後で、今日のブログに書きますが、運動会と敬老会。住民訴訟の話題で一色。

発端は、こちらをどうぞ。この日以来、住民訴訟の対応に追われるようになるんですが、重ねて言います。国民固有の権利である住民訴訟そのものに対しては、尊重すべき立場にあります。私が言いたいのは、今回の住民訴訟の「外形的」要因です。

いくつかありますが、一つは、

議会の議決を守るべき議員が、あろうことか、住民訴訟の記者会見に同席して奮闘している事実。これは地方自治法の精神を揺るがす根本的な問題です。ご丁寧にYouTubeにまで。平野さん、江原さん、バッジを外してから住民訴訟やってくださいよ。議員訴訟ではないですよ〜。

二つ目は、

21億円という前代未聞の訴訟となっていること。これに伴い、訴えられている市役所は一定連動して弁護士費用等を計上して、1億3千万円、最高裁までいくと4億円、これがそっくりそのまま市民負担になると当初から言ってますし、一方で、さまざまな努力の結果、6月議会に計上した費用4430万円が、着手金は1260万円になりました。これにまで、高すぎる、直ちに減額修正しろ、と平野さん、江原さんは言います。では、一体いくらならいいんでしょうか?


最後三つ目は、

住民訴訟は、どちらが勝っても負けても、裁判費用そのものは、市民が払うことになること。住民訴訟に熟知されている江原/平野コンビだったら、最初から分かっておられることですね。

だからこそ、この二人には、然るべきタイミングで、私個人を民事で訴えてほしいと言っているのです。

だとすれば、市民には負担がかからない。今のままだと武雄市民があまりにも可哀想です。


江原議員とのやり取りは、佐賀新聞を始め、ネットにも掲載されました。こちらをご覧ください。

「あなたは質問する資格がない」 武雄市長発言、撤回

 武雄市民病院の民間移譲に絡む住民訴訟の市の訴訟費用をめぐる問題が9日、武雄市議会一般質問で取り上げられ、樋渡啓祐市長と議員のやりとりがヒートアップ。樋渡市長が議員に「あなたは質問する資格がない」と発言、撤回した。 訴訟は武雄市民が5月、「移譲で市に損害を与えた」として、市が樋渡市長に約21億円を請求するよう求めて起こした。市は弁護士着手金を請求額の2%で算定し、6月議会に諸費用を含めた費用4430万円を計上。その後の弁護士との協議で着手金は1260万円になったという。

 9日の一般質問では江原一雄議員(共産)が「4430万円は架空の数字」などと主張しながら、訴訟費用の減額補正の必要性などをただした。 樋渡市長は、訴訟がなければ高額の訴訟費用を乳幼児医療費引き下げなどに使えることなどを力説。江原市議が原告の提訴会見に同席していたことを挙げて「訴訟を主導している」として、「あなたが言うのはお門違い。発言の自由はあるが、これはあなたは質問する資格がない」などと答えた。

 多額の訴訟費用を計上したことへの質問をとらえ、「そういう言い方を盗っ人に追い銭と言うんですよ。じゃあいくらだったらいいのか」と語気を強める場面もあった。 「質問する資格がない」という発言の直後、牟田勝浩議長に促される形で樋渡市長が発言。「この問題になるとつい興奮して、若気のいたりだと思う。発言を撤回したい」と、「質問資格がない」とした部分を撤回した。ただ「これは市民のみなさんも同じことを思っておられる」とも付け加えた。

 市は着手金を日本弁護士連合会の廃止された規程などを根拠に算出した。着手金以外に報酬も必要なことから、市民には費用の高額さを驚く声があった。樋渡市長は自身のブログなどで提訴会見に同席した議員を批判してきた。



私は、住民訴訟自体は尊重しつつ、一方で、政治的生命をかけて、この共産党議員の理不尽な行動に対して、戦います。あらゆる場面で、「市民が可哀想だ!」と声を上げていきます。ぜひ、自分たちの問題として考えてください。
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by fromhotelhibiscus | 2010-09-12 17:38
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