九州府は不要ではないか。

全く予期していなかった大阪市議会議員選挙での応援。橋下知事側の要請により出かけました。市議補選のはずだけど、国政選挙以上の報道。
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昨日、投開票。結果、橋下知事側の広田さんが圧勝。これはニュースでも報じられたとおり
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そもそも、僕は道州制なるものに懐疑的で、九州府なるものに懐疑的。明治政府以来、「国→県→市町村」の三重構造でこの3者が持ちつ持たれつやってきたのが、今では、事務事業の重複が目立ちます。例えば、今の時代に、国道、県道、市道と分け、なおかつ、所管外の道路にはなかなか注文がつけられない。また、教育についてはもっとひどい。国が教育の内容を決め、県が教育人事を行い、校舎建築等などは市町村に押し付けられる。
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その文脈の中で、道州制議論が出てきたわけですが、九州の場合、「国→九州府→市町村」となります。見れば、県が九州府に変わっただけ。

それよりも、僕は、「国→市町村(ただし広域化)」というかたち、あるいは、「国→市町村連合体(広域圏)」というかたちがすっきりすると思う。国はあくまでも、国防、外交など、国でしかできないことを行うべきで、現場の市町村が住民行政を行い、あくまでも、地方議会がその自治の内容を決定するというかたち。

そんなことを考えていましたが、基本的に同じことを橋下知事は、大阪府と大阪市を一体化する大阪都構想というかたちでお話されました。東京都のように、都知事が大枠を決め、選挙で選ばれた区長が住民行政を行うという姿。大阪に住んでいた経験からも、大阪府と大阪市はかなり重複しています。
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今日、倉田箕面市長論文が自身のブログに掲載。一人ひとりが、今の時代、これからの時代を見据えたこの国のかたち、住民自治のあり方を考える必要があると思います。
by fromhotelhibiscus | 2010-05-24 22:26
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