「都市縮小」の時代

最近、「都市縮小」の時代という新書を読みました。

都市政策の世界的主流となっている「縮小都市」という概念。著者が実際に足を運んだ、縮小政策で復活したアメリカ、ドイツ、日本の町の様子を解説しながら、日本の地方都市の復活のカギを探る。

とありますが、具体的な縮小の例とそれに対応する市民、行政の知恵。もちろん、新書なので、ここはもっと知りたい(特に日本の例)というところについては十分に触れられていないのですが、方向性に関してはよく分かりました。
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武雄を例に出しても、特に周辺部における独居老人の方々、空き家の急速な増加。しばらく前に、西川登町で独居老人の方とお話したら、

市長さんもそうばってん、他人と話したのは1週間ぶり。人と話すのは楽しか~。

とのこと。先のリコールに伴う市民病院を巡る市長選で気付いたのは、イノシシ被害どころかイノシシ災害の悲惨な現況。これを、いのしし課を中心とする政策へ。一定の効果が出ています。

地域の悩み、悲しみといった現状を政策に展化させ、その政策を議会に提案し、遂行する。

今、縮小する地方に求められているのは、そういった首長力だと思います。この独居老人の方々への負担を和らげるために、一つの大きな政策を考えています。ご期待ください。
by fromhotelhibiscus | 2010-03-03 18:01
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