いのしし被害

今日は朝からいのしし被害の現場へ。いのしし課の立ち上げなど、いろんな施策の結果、確かに総体として被害は減っているようですが、こちらも格差社会。

減っているところは減って、増えているところは増えている。また、いのしし被害が度重なり、農業生産者の皆さんの生産意欲が著しく落ちていることはとても気になりました。

いのしし被害対策はもっとやる必要があると痛感。しかし、民主党の仕分け作業で、この対策費の入っている予算まで遡上に上がり、減らされました。これが減らされると、中山間地区の農業、ひいては、生活そのものまで破綻します。時間を見つけて、農家の皆さんの声を聞いて回ろうと思いました。
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今日、市長選候補者が記者会見。これを受けて、私に取材。

Q 県庁OBの相手候補をどう思うか?
A 相手候補とは面識が無いし、また、私の霞が関時代、佐賀県庁の方々と予算折衝等をしたが、一度もお会いしていないので、何とも言えない。

Q ワンマン市政からみんなの市政へ、ということだが、それへのコメントは?
A 私は自分がワンマンとは思っていない。もし、ワンマンだったら、議会が離反し、市民病院改革などあらゆる改革が頓挫していただろう。また、前のリコールに伴う選挙で落ちていたと思う。

確かに、ご指摘のワンマンということに思いを致せば、ドラマ佐賀のがばいばあちゃん誘致、レモングラス、いのしし、動く市役所制度、子育て総合支援センター、障がいをお持ちの方のオープン作業所構想など、「企画の着想」そのものはそうだったかもしれない。

しかし、それはスタートに過ぎず、あとは、市民、職員、議会など、ありとあらゆるところに出向き、説得し納得してもらったつもりでいる。その証拠に、去年の今頃、JCの評価になるが、樋渡市政で最も評価されていたのは、市民協働だ。

Q 市民病院を買い戻し、直営に戻すことも考えると表明したが、どうか?
A 買戻しになると、池友会が出す建設費用等の50~70億円に加えて、医療機器等数十億円、清算のために計上された地方交付税交付金等を返還しなくてはならず、少なく見積もっても120億円を市が支出することになる。さらに、医師等医療スタッフの人件費等を市が賄わなければならないことを考えると、およそ、現実的ではない。市の財政はちなみに200億円前後。しかし、そういった政策的な方向性を出されたことについては、敬意を表したい。
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Q 何を訴えるか?
A まず、残り任期を具約42の実現に向けて頑張る。今、7割以上は達成しているので、残りを何とかしたい。また、ワンマン市政vsみんなの市政というように、誹謗中傷まがいの二項対立をやっている場合ではなく、今日も日銀の特別対策にもかかわらず、株価は下落し、円も上がる。

デフレが進み、景気の二番底もやってくると思う。その中で、数少ない武雄パワーを結集し、市民総参加型の市政を展開する中で、「生活者第一」を訴え、「地域所得の向上」等の向上を図っていきたい。また、「土徳の発見」を掲げ、地域の歴史・文化の掘り起こしをやっていく。

Q 相手に何を望むか?
A 選挙はまちづくりの原点だと思うので、私も心するが、誹謗中傷や政争ではなくて、政策論争につながるような選挙にしてほしい。また、私は40歳。お相手は60歳台と聞いているので、私自身、4年前雪降る武雄温泉駅に降り立ったときの、初心にかえり、胸を借りるつもりで頑張りたい。



夜は、橘町の市長と語ろう会。50名の皆さんに集まっていただきました。治水、浄化槽、おつぼ山、農業、橘町の将来などについて、ご質問を頂きました。お集まりいただきありがとうございました。

明日は19時半から武内町公民館です。
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by fromhotelhibiscus | 2009-12-02 23:20
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