コーラス

今まで見た映画でベストといえば、日本のでは、高校時代NHKでやっていた、黒澤明の羅生門。海外は、大学時代、はまったアマデウスだったんですが、僕にとって、ついに両者とも超える映画を見ました。

NHKのハイビジョンで放映されたフランス映画のコーラス
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1949年、音楽教師マチューは「池の底」という名の寄宿舎に赴任する。この学校には、親をなくした子供や素行の問題で親元を離れた子供たちが集団生活をしていた。子供たちに本来の純粋さや素直さを取り戻してもらおうと、マチューは合唱団を結成し、歌う喜びを教えていく。最初は面白半分だった子供たちも、徐々に歌うことの素晴らしさ、楽しさに目覚めていく。そんなある日、マチューは誰もいないはずの教室から美しい歌声を耳にする。それは学校一の問題児、ピエールだった・・・。

という内容なんですが、ラストもいくつか仕掛けがあって泣けます。押し付けがましくなく、教育の素晴らしさが、よく分かる小品。

この映画はストーリも配役も超一流なんですが、映像がフランス映画らしく圧巻。灰色基調のスタートから、だんだん、生徒が心を開いていくに連れ、徐々に色調が明るくなる粋な計らい。

映画は素晴らしい、心底思いました。


今日のメインは、12月議会の記者会見。予算資料はこちらです。16億円の市民病院事業清算の予算を出しますが、すべて財源の手当てがついています。ということで、市民の皆さんに財政的な負担をかけることなく、市民病院の民間移譲を果たすことになります。

市民病院の民間移譲で、私たち執行部の答弁を検証することなく、市民に多大な負担をかけると言い続け、市民の不安感を煽ってこられた議員さんたちの政策的な反論を12月議会で聞いてみたいと思っています。
by fromhotelhibiscus | 2009-11-24 23:25
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