30分生活術

先日、僕のブログにこんなメッセージを頂きました。

はじめまして。市長さんのブログは高槻にご勤務されているときからほとんど欠かさず見ています。私は大阪府庁に勤めていますが、樋渡市長の名声はとどろいています。府議の林さんも絶賛されています。普通の人が、ハシモトさんやヒワタシさんのような仕事をしていたら、死んでしまいます。しかし、ひょうひょうと楽しくされているのは、時間の使い方に秘訣があるのでしょうか。また、私と市長とは同世代なんですが、若いからできるのでしょうか。教えてください。


高槻時代、府庁には、関大誘致の件で文字通り日参していたので、そのときにお会いしたかもしれませんね。林府議にも公私にわたっていろいろ教えてもらいました。よろしくお伝えください。

さて、時間の使い方に秘訣ですか?これはあります。高槻時代は、このブログにも書いた記憶がありますが、3時間睡眠法で大失敗。1週間ももちませんでした。

今到達したのは、「時間を区切ること」です。参考になるかどうか分かりませんが、僕の場合、仕事では、決裁30分、打合せ(1つ)30分と区切っています。プライベートで、メール30分、読書30分、新聞30分、料理30分、休憩30分と。どうしても、30分を超すようなものは、食事なんかそうかもしれませんが、30分×2というように、あくまでも30分を基本にしています。

もちろん、高校の授業ではないので厳密にこれを守るのは不可能ですが、これがいいのは、だらだら感がなくなること。また、気持ちの切り替えがスムーズにいきます。何せ、僕の場合、飽きっぽいのでこれが今のところぴったり。
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仕事柄、1日100パーセント休むことはありません。厳密な意味で、フルで仕事を休んだ日はここ数年ゼロです。3年半前市長になったときは、土日が無くて辛かったんですが、今は、全然苦にならないし、これが若さゆえかといえば、それは否定しませんが、充実感、達成感ですね。

ちょうど、去年の今頃は、リコール騒ぎで、市民にご迷惑をかけないように、その対応について知力を振り絞りましたが、毎日毎日、全く疲れていませんでした。夜も今よりぐっすり寝ていました(笑)。霞が関時代、疲れた疲れたと言っていた僕がまるで別人。

与えられた仕事にどれだけ充実感を持つか、また、自分に無理にでも持たせるのか、これがポイントだと感じています。あと、オンとオフの切り替えが大事といろんな本に書いてありますが、僕の場合、この仕事についてずっとオン(笑)。これは慣れると非常に楽です。お薦めしませんが。ご質問ありがとうございました。
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by fromhotelhibiscus | 2009-11-11 22:10
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