腹八分の資本主義 日本の未来はここにある!

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腹八分の資本主義 日本の未来はここにある! という新書を読みました。ご存じ、おいしいもの見つけ隊隊長さんから頂いたメールで、早速注文。

悲観しているだけでは何も変わらない。目を凝らせば、日本の中にも希望はあるものだ。出生率を劇的に向上させた長野県下條村、「あるもの探し」で活気を取り戻した宮崎県児湯郡、社員と地域の幸せを徹底的に追求し続ける伊那食品工業…。共通しているのは、社会を蝕む「強欲」を退け、お金には代えられない価値を守り続けていることである。画期的な取り組みを続ける地方を訪ね、「日本のこれから」を考える。

と紹介されています。今の武雄市がそうなんですが、「無いモノ」ねだりするのではなくて、そこに実際「あるモノ」を活かそうと思っています。

今あるモノをどうやって活かすか、素材だけではダメで、そこにはきちんと誰かがプロデュースして、アレンジして出す。また、広告(広報)も必要で、まるで、木村カエラのCDを出すような作業が必要かもしれません(笑)。

この本は、いくつかの事例を出していますが、面白かったのは、行政のかかわり。トップダウンもあれば、下支えもあれば、いろいろ。特に、宮崎県児湯郡の鍋合戦は面白かった。農村に1万人の観光客、町内融和、地域連携などいろいろな効果があるようで大成功をおさめた唐津の藤元秀幸さんが主宰する「唐津の鍋まつり」とともに注目したいと思っています。


今日、早速この本をupされたおいしいもの見つけ隊長さんのブログはこちらです。私とは視点がかなり異なるのが面白いなぁって思いました。


なお、この本でもう一つ注目したのが、トータル林業で黒字経営の長野県根羽村。思いは一緒だったんで、大いに参考にしたいと思っています。いい本でした。
by fromhotelhibiscus | 2009-09-24 23:59
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