鳩山新内閣

もう、15年くらい前に、鳩山総理とは一度だけ肩が触れ合うくらいに接近したことがあります。場所は、総理官邸。総理が官房副長官のときで、僕は駆け出し。役所の資料を届けにいったときでした。旧総理官邸は、言ってみれば誰でも入れるような建物で、今では考えられない古き良き時代の象徴だったのかもしれません。

もちろん、総理はそんなことは覚えてもいないでしょうが、僕には強烈な印象が。普通、力のある政治家は群れます。同僚の国会議員、官僚、マスコミとその群れる数によって力を誇示します。しかし、鳩山さん、じっと見ていましたが、ぽつんと一人。誰も寄らないし、誰にも寄らない。

この人は大成しないなと思いましたが、間違っていました(笑)。

時代が変わったんでしょうか。
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マスコミは書きませんが、今回の官邸人事を見ていると、考えているなと思います。

官僚のトップである官房副長官(事務)の前総務事務次官の滝野欣弥氏の起用。これには驚きました。僕もお世話になりましたが、大実力者です。武雄市長選に出るに当たって極めて貴重なアドバイスを頂きました。

この人が単なる霞が関の代弁者になるのか、総理の懐刀になるのかで、大きく変わっていくでしょうね。

また、これまた、行革会議時代にご指導頂いた松井孝治参議院議員(元通産官僚)が、滝野さんを支える官房副長官に。バランスの取れた気配り方の将来の大物。とてもいい人事だと思います。

が、一方で、総理秘書官にかなり役所寄りの人が・・・。細川政権のときのように、官邸の中で内紛が起きなかったらいいのですが。

ともあれ、鳩山政権のスタート。佐賀県出身の原口総務大臣が誕生。記者会見のときに、地方に対する一括交付金の必要性を力説されていましたが、好感。ともあれ、この政権はスタートダッシュが肝要だと思います。期待したいと思います。
by fromhotelhibiscus | 2009-09-17 23:22
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