再生の町

リアルでした。以前、見つけ隊隊長さんのブログで知ったNHKドラマ「再生の町」。

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財政破綻寸前の大阪府の架空の市「なみはや市」。今日がスタートでしたが、俳優も豪華で、とにかく分かりやすい。市営住宅問題を皮切りに、何と、これから、市民病院問題まで出てきます。権力闘争も生々しい。

実は、僕自身、取材がありました。新聞、テレビ、雑誌いろんなところから取材を受けるので、何が何だか分からなくなります(苦笑)が、行財政改革、市民病院問題を始め、質問を受けたことについては、包み隠さず、きちんと誠実に答えるようにしています。

どこの自治体も例外なく財政は危ない。景気が悪く収入が低い上に、高齢化等で財政圧力は強まる(支出は増える)ばかり。ここで、難しいのは、行政改革をやりすぎると、市民生活にしわ寄せがダイレクトに来ます。しかし、行政改革をやらないと、いつか借金で自治体自体がクラッシュします。

アクセルとブレーキのたとえが適当かどうか分かりませんが、行革と市民サービスを絶えず、天秤にかけ慎重に行政を進めていく、これが行政の長としての市長の最大の仕事かもしれません。また、税収を増やすために、ばら撒きとは違う、将来税収を生む投資的な事業も行う必要がある。

そういう意味では、市民病院の民営化は、年間9千万円の税収を生む投資的な事業という側面もあります。また、こういったことをあらやる場で分かりやすく説明することも求められます。そして、議会の役割は、行政の監視的側面もありますが、一方で、今日、これだけ税収が減っている中で、事業の提言に当たっては、スクラップ財源(事業)を具体的に言う必要があると思います。

しかし、さすが、NHK大阪放送局。本来ドラマになじまないはずの自治体再生をドラマにするとは。ともあれ、これから目が離せなくなります。次回のあらすじはこちら。期待しています。
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by fromhotelhibiscus | 2009-08-29 23:04
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