ICUとインフルエンザの予算について

とても嬉しいです。武雄っこの父さんから、私のブログに以下のコメントを頂きました。

市民病院にICUが作られると聞いて、武雄の医療充実を喜んでおりますが、予算6千万円とは本当ですか?後、半年で譲渡されるのに少し勿体ないような気がします。市民の生命には変えられないとのコメントは評価できますが・・・。

もうすぐ新学期が始まります。また、新型インフルエンザの流行も気がかりです。各学校で対策が講じられているようですが、消毒薬・石鹸・マスク等が不足しているようです。予算がないと聞きましたが、学校のインフルエンザ対策にも予算をお願いいたします。


通常、コメント欄で回答しますが、このコメント欄、字数制限がきついので、こちらのほうで回答しますね。
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まず、ICU(集中治療室)です。これは、通常の医療設備では十分管理できない重症疾患や大手術後の患者様、救急患者のうち継続的な状態管理が必要な患者様などを対象として24時間連続監視のもとに必要に応じて迅速な救急措置ができるように、病院内の一区域に設置された特殊治療施設です。

現在、武雄市民病院のICUは4床ですが、ほぼ満床の状態です。救急の重症患者や手術後の患者様でICUでの治療が必要な場合は、先に在室の患者を一般病棟に移すなど、患者様や看護師の負担、並びにベッドの管理の問題が発生しています。

患者様の命にかかわる治療を行うICUが不足する状況のなかで、施設を整備することは病院を経営する上での責務であると考えており、人命第一を踏まえ、ICUの増床にみ切ることとしました。

今回のICU増床に伴う予算は、増設対象となる部屋の改修工事費に2100万円、設計・監理費に237万3千円を計上しました。ICUで使用する生体情報モニターや電動ベッドなど医療機器類の購入費として924万5千円を計上しております。(ICU増床に伴う予算は3256万円です。)

8月11日の市議会臨時会で可決いただいたその他の病院関係予算では、修理対応が不可能になった脳外科ドリルシステム、関節鏡システムなどの購入経費に3574万3千円を計上しました。

これらの経費の財源については、市民の皆さんの税金等から成り立つ一般会計ではなく、入院患者様の増に伴う収益及び地方交付税増額分を充てることとしています。よって、この経費増による市民負担は一切生じません。

また、来年の2月1日に経営権が市から池友会グループに移譲されますが、武雄町内の別の場所でのフルオープンとなる平成23年夏までは、今の市民病院で医療行為が行われます。


学校でのインフルエンザ対策は、手洗い、うがい、マスク着用など基本的な衛生管理を徹底することが重要であると考えており、各学校において、子どもたちにそのように呼びかけています。また、ご家庭においても、インフルエンザ対策をお願いします。

所要の予算については、既に議決された予算、予備費等の活用など、教育長(教育委員会)と私(くらし部、まちづくり部、政策部)で連携を図っていきます。


いつでも、ご質問、ご意見お受けします。どうぞよろしくお願いします。
by fromhotelhibiscus | 2009-08-28 23:37
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