2013年 10月 12日 ( 1 )

改めてJAPAN sgについて

昨日、Blogを出した後、 JAPAN satisfaction guaranteed の事業に対する非難、ご批判を頂きました。

まず、ご批判頂いた皆様に感謝申し上げます。いつも言っていますが、「地方の最大の敵は無関心」、見るに堪えない非難・暴言、曲解に基づく謂われない言いがかりは今後とも聴く耳を持つ気は一切ありませんが、ご批判いただくことは関心いただいていることの裏返し、真摯に受け止めたいと思います。

良い機会ですので、 2年前に、この事業を立ち上げた思いなどをまとめてお伝えしたいと考えています。

こちらのBlog( でも書いていますが、この事業の目的は「目指すのは地域の所得向上。そして、地域ブランドの創出。そのためには、やっぱり、「売れる物産を出していくというのが一番」と考えています。

武雄市に限らず様々な自治体で色々な地域物産の振興事業をしていますが、どうしても一つ一つの自治体でやることは限界があるため、これを趣旨に賛同いただいている自治体で連合を組んで、点が線、線が面となるような場となる取組をして、というのが、当初から構想としてありました。そのため名前も武雄を前面と出さず、「F&B良品」武雄としました。

幸い、実際にEC事業(ネット上の通販事業)を単独でやられたことがある自治体さんから、費用対効果が数十倍以上出ているという嬉しい結果報告(半年で2品→2か月で100品以上)も頂いていて、自治体ECとしては滑り出しは好調だと考えています。そして、今でもそうなんですが、様々なメディアが取り上げることによって、広告効果も一定あります。

もちろん、ご批判の中にあったように、売上としては未だとの認識は持っていますし、これを拡大するための策は、当然、様々考えていますが、一つ大事なことは、EC事業だけで売ろうとは最初から思っていない、ということです。武雄市のようなそもそもの知名度が低い自治体が、「地元の産品いいでしょう」ってネット通販に出して、それで売れるほど、地方産品の振興は簡単ではない。それは僕が一番肌身に沁みてわかっていること。現に、ほとんどの自治体あるいは団体のEC事業は無残に失敗している。

そして、武雄市一つや自治体一つだけで徒手空拳で売ってみても、それは今までと同じ結果の繰り返し。EC事業者にただ任せてみてもその結果は変わらない。これをこの JAPANsg の事業では変えていきたいなと。
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その意味では Yahoo!ショッピングの取組の趣旨として孫さんが話されていた「売り手のみなさんが主役になるということ。日本の買い物を変える」はものすごく共感できますね。僕らも目指しているのは楽市楽座のような空間。自治体が楽市楽座のような空間を維持するコストは下支えて、出品する方々のハードル(金銭面だけでなく、出品ページの作成、発送に関する問合せなどの事務作業の手間も含めて)を極限まで下げたい、というのがこの仕組みの一つのミソですから。

このコストが維持できないのが、大体の地域のEC事業が続かない、あるいは水泡に帰す最大の要因だと僕は見ていますし、こういった長丁場になるような、民間企業では中々できないような地域振興の取組をすることこそが、僕らが住民の皆さんから預かった税金の正しい使い方だと信じています。

東急ハンズへの出店 はその一例。こちら、東急ハンズからは、予想の以上の売上が出たとの話をいただいていて、これを更に広げよう、あるいは他の百貨店やお店からもお話をいただくという結果になっています。

これも各自治体が、その地域の一番良いものを選んで頂いているおかげだと思っています。この事業のキーの一つが、各自治体の職員さんがキュレーターとして、その地域の一番よいものを選択していることだと思いますが、これは地道に続けていけば、このように一つ一つ結果になっていくのだと考えています。


昨日のBlogでもあるように、協定書上の武雄市の役割は「営業」ですが、ここでいう営業のメインは JAPANsg の事業の営業では勿論無く、参加自治体さんの産品をどうやって拡販していくかを考え、それを実行していく文字通りの営業です。武雄市は皆さんご存じのとおり、「営業部」があります。ここで苦労したこと成功したことを踏まえ、参加自治体さんと智恵を絞って、今後も拡販をしていきたいと考えています。言い方を変えれば、参加自治体の地域所得の向上を図りつつ、武雄市のそれも図る、という「営業」です。今、「武雄市で営業を止めろ!」って言われたら、武雄市の地域向上のために頑張っている「営業部」の名称を変えなくてはならない(笑)。

幸い参加自治体さんも増えてきたこともあり、先述の東急ハンズ、今回海外などへの事業展開にも協力いただく satisfaction guaranteed さんを含め、地域の良いものを拡販する自治体連合というコンセプトに賛同いただく方々が増えてきています。シンガポールへの展開は序の口、これから数か月の間、皆さんがアッと驚くような提携やプロジェクトを、この営業の成果としてお披露目できるだろうと思います。ご期待ください。

こういった考えに賛同いただく自治体、企業などがいる限り、様々な嫌がらせ、妨害に負けること無くというか、むしろ、僕は楽しんでいるんですが、その一方で、取り入れるべき意見は取り入れて、今後もこの地域産品を売る、地域をブランド化するという困難な事業に真摯に結果が出るまで粘り強く取り組みたいと考えています。皆さんの応援よろしくお願いします。

なお、昨日のBlogにも書きましたとおり、協定書及び各自治体との契約、武雄市の本事業の関わりについて、司法の判断を仰いでいるものについてはその判断を待つ必要がありますが、現時点としては市議会でも答弁しているとおり、違法性がないものと考えていますし、一つ一つの疑義について具体的に回答する必要は無いと考えていることを最後に申し添えます。そういう意味で、司法の判断を待ちたいと思います。
by fromhotelhibiscus | 2013-10-12 21:36