2013年 05月 13日 ( 2 )

カンボジア副首相と会談

今、トランジットで、シンガポール・チャンギ国際空港にいます。これから、深夜便で、福岡国際空港へ。明朝8時半に着きます。

三泊五日の強行軍でした。初日、シンガポールで、FB良品の海外進出の打合せ、翌日、プノンペンに飛び、タケオ州へ。往復車で4時間。そして、今日は、カンボジア副首相と会談に臨みました。フンセン首相の側近中の側近で、内務大臣も兼ねておられ、会談には、なぜか、軍や治安当局の方も同席されていました。異例の1時間弱の会談に。
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大阪維新の会の森府議、アレンジして頂いた、シンガポール在住の木島さんらとともに、いろんな話ができました。大阪は、プノンペン周辺の港湾整備に乗りだそうとされていますし、武雄市は、港湾背後地の大規模農地整備や灌漑整備の提案をしたところ、カンボジア米を全世界に新たな港湾を通じて売り出そうとしていた矢先の話で、とても興味深く聞いて頂きました。しかし、雨季は農地の半分が浸かって使い物にならない、と副首相がおっしゃっていましたが、武雄市も昔はいつも洪水で水浸し。この状態を克服しながら、今や、「さがびより」を中心とする米所に。私がこの話をしたら、ぜひ、ノウハウを提供してほしい、とのことでした。

今後は、大阪市(大阪府)と武雄市と組ながら、面として、日本のインフラを売り出す必要があると痛感。紆余曲折あると思いますが、一つ一つ丁寧に問題を解決していきます。また、合間合間にさまざまな方と打合せと朝、昼、晩の会食。海外出張は遊びでは無いので、いつもこんな感じですが、今回は、カンボジア側に熱気があったので、打合せも丁々発止、熱を帯びました。
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お世話になった関係者の皆さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。
by fromhotelhibiscus | 2013-05-13 23:18

【書評】世界一周デート アジア・アフリカ編 (幻冬舎文庫)

世には困った本があります。今、プノンペンのホテルで、これを書いていますが、なかなか寝付けず(珍しいことです。)、手に取った本が、日本から持ち込んだ世界一周デート アジア・アフリカ編 (幻冬舎文庫)
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旅の本といえば、僕にとって、白眉は、沢木耕太郎の「深夜特急」。20代前半の僕はこの文庫本を読んだ一週間後、初のアジア、しかも、沢木さんが足を運んだ香港へ。当時、九龍空港で、市街地を縫うように飛行機が飛んでた。そして、空港から、満員のおんぼろバスで、旅人、住民の巣窟である  へ。マカオに渡り、リスボニアホテルでカジノ。半ズボンで入れず、人力車のおっちゃんから、履いていたズボンを借りて、というか交換して、おっかなびっくり、カジノへ。儲けたお金で、タイの極安のプーケットへ。何で、安いか、分かったんです、雨季だから(涙)。香港からプーケットへの便は、さながらハネムーン便。2列の飛行機は、カップルばっか。僕だけ一人。あとも珍道中が続くんだけど、それはそれとして、沢木の「深夜特急」は僕のことを鷲づかみにし、多くの人たちが多大な影響を受けていたことを後で知る。

沢木は仰ぎ見る巨人。僕にとっては憧れの旅人。沢木耕太郎は、僕にとって、いつしか、神様になってました。だから、どんなに旅の本を読み漁っても、沢木に肩を並べる、あるいは、それを超す本はついに存在しなかった。

が、20年経って、僕にとって、意外なところで、この本を超える本が出てきた。それが、この文庫本。出会いは、そう武雄市図書館。売り本コーナーのところにひっそり、並べられていたんですが、新婚旅行が世界一周っておもろいな、その一瞬の判断で、手に取って購入。僕は、めったなことで、ジャケ買いはしません。本を購入するときは、信頼する「本読み」のお薦めが90%。あとの10%が勘。

この本の主人公は、夫婦になったばっかりの若いカップル(表現がおかしいか。)。アジアから陸路、珍道中。数々の出会い、多くの夫婦げんか、勘違い、別れ、沈没(同じところに長期滞在すること)、子どもたちが出てくるんですが、夫婦で、それぞれ連弾のように、コラム風に書き進める。それが軽妙洒脱(古い?)で。僕も、そうそう、貧乏旅行の最中、こんなことあったよね、あんなことあったよね、同じことで騙されている、なんて、微笑ましく一気に読んだ。そして、この本自体がもう10年前のことなので、現在の視点から、10年前の出来事を書いている。これが秀逸。沢木耕太郎が、旅の巨人として絶対一人称として書き連ねていて、どう考えても、僕は、ああいう風にはなれない。ストイックだしね。悪くいえば、直線的・平面的。しかし、この夫婦は、本能の赴くまま、行くがまま、旅している。しかも、繰り返しになるけど、夫婦それぞれ書いている上に、10年前のこの旅のことを振り返っている。すなわち、4者の視点があるわけですね。そういう意味では、蛇行的・立体的。そう、よっぽど、凡人である自分に近いのです。

43の今、憧れから等身大の自分へ、って回帰しているのかもしれません。もう、性格や行動パターンは変える気も無いし、変えられないし。なんか、それでいいんだよ!って温かく声をかけてもらったような本でした。旅好きなそこのあなた、ぜひ、どうぞ。

明日で3日間のシンガポール&カンボジア滞在は終わり。明日もカンボジア政府要人との会談。カンボジア滞在記はあまりにも強烈なので、ちょっと落ち着いてから書こうと思います。
by fromhotelhibiscus | 2013-05-13 00:25