2013年 03月 06日 ( 1 )

【書評】JAL再生―高収益企業への転換

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浜松町の書店でジャケ買いして、東京出張の帰りの便で読んだ本。JAL再生―高収益企業への転換

こんな本です。

誰もが驚いた、遙かに予想を上回るV字回復。奇跡の再生劇を生んだ「稲盛改革」に迫る! 破綻前の508億円の赤字から急回復。2年連続で過去最高益を更新し、更生計画の3倍におよぶ収益改善を遂げた日本航空。当初は更生計画の達成すら危ぶまれ、2次破綻さえも懸念されていた同社に、一体何が起こったのか。稲盛和夫氏をはじめとする同社の幹部、および現場の社員を取材し、その謎を明らかにする。

思わず手が伸びるのも分かるでしょ(笑)。関係者のインタビューを中心に、著者の考えが明瞭かつポジティブに述べられていく、そんな構成なんですが、まあ、破綻前のJALの模様を読んでいたら、そりゃ、潰れるわって、僕でも思う。一部日経本紙に出ていましたが、よくまとまっていると思います。

僕は、JAL再生の活劇よりも、むしろ、人づくりのところが引っかかった。つまり、稲盛さんの方針で、管理者研修などせずに、リーダー研修。管理者・非(被)管理者と分けると、管理者は、管理するのが仕事となり、非管理者はどうしても指示待ちになってしまう。うちも7年前、市長就任時は全くそんな感じ。いかにして変えたか、これは別の機会で述べますが、JALは、リーダーという位置付けに変えていった。社長、部長、課長、係長もそうなんだけど、新入社員でも、何らかのプロジェクトのリーダーになり得る。

リーダーとなると、幅はあれども裁量がある。また、その裁量の中での決定権がある。また、自分の裁量でどうにもならんときは、隣のリーダー、さらに上のリーダーと相談、議論となる。

まさに、リーダーって組織を体に喩えれば、一つ一つの細胞なんですね。自立し協調する細胞を持つ組織は強くてしなやか、うちの組織はそういう意味では道半ばだなって思いました。修正していきたいと思います。

僕は特にリーダー論から読みましたが、稲盛哲学の実践論を始め、いろんな角度から読める本です。読みやすいし、お薦めです。
by fromhotelhibiscus | 2013-03-06 20:53