2011年 03月 28日 ( 1 )

今日18時半 KBCニュースピアに緊急生出演

今日は被災者支援課と、今後の受入態勢の協議。確かに、まだ受入自体が武雄市だけでたったお二人じゃないかっていう声も市内外から上がっています。しかし、僕は意に介さず。

というのも、昨日の午後は4時間かけて、市内300軒を地域訪問。少なく見ても20軒のご自宅や3つのマンションには、東北地方の車のナンバーが。僕が確認しただけでも、いわきナンバー、福島ナンバー、宮城ナンバー、仙台ナンバーが。

それら東北ナンバーのとまっている自宅の方に聞いてみたら、やっぱりでした。原発、津波、地震のため、避難をされている親戚の方。義理の娘さん家族の避難が多かった。あるご家庭は、家族3人に避難の方々6人でした。見た感じ、さすがに、半年以上の滞在は厳しいだろうなあって勝手に思いました。

そこで、こういった地縁血縁で今、武雄の縁者に避難されている方々が、おそらく、武雄市が用意している、プライバシーが確保された公営住宅や医療連携が約束されている新武雄病院(旧市民病院)等にお越し頂くのかなと。もちろん、周辺市からも。
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しつこくブログでも、ツイッターでも書きましたが、1〜3か月の滞在を想定した「第2次武雄市タウンステイ構想」を改定して、1年以上の長期滞在を視野に入れた構想を打ち出す必要がある、ということで、被災者支援課に内容を詰めるように指示しました。

ポイントは、孤立しないような一定のコミュニティでの受け入れも想定。その際に、市町村合併で空いている庁舎を被災を受けた役場にそのまま提供。その際、役場の近くに、お住まいとなる復興支援住宅(まず、仮設住宅)を用意する。望ましいのは、学校、病院、福祉施設、ショッピングセンター、商店、飲食店が近くにあること。武雄市ではいくつか想定しているところがあります。被災者の方々にとって日々の生活を送りやすいという意味で、ベストなエリアを打ち出します。さらに、30万円程度の支度金を用意する方向で最終調整中です。

その上で、お越し頂く方々に、既に、移動費を全額お支払いする制度も設けています。


なぜ、武雄市がそんなに一生懸命やるのか、って結局放映されなかったNHKの取材にも答えましたが、阪神淡路大震災のとき、私はとある地方で働いていました。そこにも、多くの被災者の方々が。しかし、私が見ていた限り、多くの方々が、受け入れ側と不幸にしてそりが合わずに失意のもとに離れていった現実。被災者の孤立化/孤独化が主な原因でした。私が受け入れの担当をしていた訳ではないんですが、あの当時の経験が強烈な反面教師となって活きています。だから、お越しになる前にしっかり準備をしておく。

さらに、これはいろんな取材に答えていますが、私たち武雄市が応用可能なロールモデルを作る。現に多くの首長さん、市役所の皆さんが本音でどういう対応していいのか、悩んでおられます。そういう中で、我々は、この際、100の拡散した議論や会議よりも、1つのロールモデルを作ろうと思っています。

九州はある意味、被災地東北関東からすると、対岸です。しかし、我々は小さくても対岸の灯火、希望の灯火でありたい。その灯火が対岸で連なり、全国に広がっていけば、と心から願っています。


余談ですが、市長は平時のときは不要かもしれません。公務員で固められた市役所だけがしっかりやっていればいいと思う。しかし、こんな未曾有の状況下では、市長の役割は極めて重要です。政治家である市長だけが「決断」することができる。これは、被災地の首長もそうなんですが、受け入れる側の首長も同じだと思うんです。とにかく、受け入れることを覚悟し、決断し、実行することが必要。

その際の菅総理の役割は、特に原発付近の自治体には避難命令を出して、集団疎開を強力に推進することだと思う。あとは、古川知事や橋下知事が言っているとおり、自治体同士で具体的な受け入れを詰めれば良いと思います。手遅れにならないように、祈るのみです。事が起ってからは遅い、パニック状態で移動も何もままならない。精神的な体力のあるうちに、ハンドルを切る、これはトップでしかできない。


明日(29日)は、KBC九州朝日放送のニュースピア(18:30~19:00)に緊急生出演します。武藤キャスターが武雄市に今日取材にお見えになっていました。以上のことを語りたいと思っています。ぜひ、九州にお住まいの方はご覧下さい。
by fromhotelhibiscus | 2011-03-28 22:00