2010年 12月 02日 ( 1 )

メイキングof『首長パンチ』2

今日の「首長パンチ」メイキングは、竹林さんが、直談判をしに、私のところに来られたときのこと。去年の夏。カンカン晴れのときでした。僕は、不思議に、人と会ったときには、天気やらそのとき、話題になっていることもセットで頭に入る。

それはさておき、やっぱり、竹林さん。例のごとく、「市民病院問題を深堀し世の中に広げるなら、本にすべき」と熱心を通り越して執拗に迫ってくる。

しかし、僕の方はもううんざり。確かに市民病院問題を残す義務は僕にはあるかもしれないけど、それは、僕がやらなくていいでしょ。竹林さん、書いてほしい、と逃げ腰。その上、佐賀県の人たちはよく分かってくれると思うけど、武雄はとにかく政争のまち。ソフトな前の本ですら、書いてある中身に関して、市議等から徹底的に誹謗中傷される始末。しかも、曲解して。それと、市民病院問題を書けば書くほど、単に制度の問題ではなくて、人間の(僕を含めて)醜い部分がさらけ出される、という思い。さらに、何を出すにしても、亀裂の走ったこのまちに、さらに火のついた松明をねじり入れるようなものだ、と僕にとっては、珍しく、できない理由を連発。

竹林さん、これであきらめるかと思ったら、あの冷静で温和な口調で、メイキング1にも書いたけど、僕の半生を語ってください、とのこと。これは、楽だと思って、眼前に浮かんだことを、3時間くらいいろいろ語っていたら、竹林さんが、おもむろに、

市民病院問題は、政策だけの問題ではなくて、市長、これはドラマストーリーですよ。市長が平成18年暮れに、奥さんと寂しく武雄温泉駅に降り立ったときから、この過酷極まるストーリーが始まったんですよ。「流れ」で書いていただけませんか?


でも、断りました。しかし、僕が最も信頼する一人である市政アドバイザー(共同テレビプロデューサー)の江森浩子さんは、思いもしなかった反応。

市長の原点は、武雄温泉駅よりも、10年以上前の沖縄時代ですよ。以前、(市長とGABBAが取り上げられた)フジテレビのザ・ノンフィクションにかかわっていたときもそう思ったのですが、沖縄時代の挫折、希望、祈り、人との交わりの中で、市長は大きく変わっていったと思いますし、首相官邸復帰のこと、高槻市役所出向のこと、武雄市長選のこと、そして、その集大成として、市民病院問題があるんじゃないでしょうか。特に、リコール前夜、出直し選挙は、最大のクライマックス。そして、個人的なんですが、本として残すべきだと。私も、ドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」制作からかかわって、市長を間近に見ていた一人としてもそのように感じます。しかも、これは、市長以外が書くと意味がありません。あくまでも、市長が自分の目線で書くべき、そう思うんです。

撤退の助け舟どころか、燃え盛る対岸に横たわるルビコン川に自ら飛び込んでいけ!と言わんばかりの発言に、頭を抱えましたが、思わぬところで、僕の心に火がつくことになる。これは次回。竹林さん、どのターニングポイント、知ってますか?
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by fromhotelhibiscus | 2010-12-02 22:25