2009年 10月 27日 ( 2 )

あまのじゃくさんへの回答

ありがたいことに、たくさんのメールやメッセージを頂きます。しこしこ返信しているのですが、あまりの量により、回答が一週間くらい遅れることがしばしばで恐縮しています。

11月3日(祝)のガン撲滅推進大会の件でも少なくないメールを頂いていますが、ほぼすべての方々からその趣旨に賛同していただいています。

あまのじゃくさんという方から昨日、こういった質問を頂きました。せっかくの機会ですからお答えします。


【質問】
①癌死以外にも不幸な死は(沢山)ある。自殺、交通事故、不慮の死。何故今「癌死」なのか?(死以外の支出との)優先順位の検討を行ったのか?

【回答】
がん撲滅推進市民大会は、がん検診率が低いといわれている武雄市の現状を踏まえ、市民の皆様に一人でも多くがんの予防意識を持っていただくことを目的の一つに実施するものです。大会は、市民の皆様で組織された実行委員会を中心に武雄杵島地区医師会等の後援を得て実施します。

この事業を取り組む背景には、平成19年4月1日にがん対策基本法が施行され地方公共団体の責務が明確化されるなか、武雄市のがんによる死亡率が佐賀県平均を上回ること、がんの集団検診者数が減少傾向にあることなど、緊急に対策を講じなければならない現状が背景にあります。また、議会での一般質問、風竿さんを含む多くの皆さんからのご要望などを重く受け止め、さまざまな対策を行う必要があると考えていて、この市民大会はそのキックオフのような位置付けがあります。今日、こんな動きもありました

また、自殺、交通事故死、不慮の死の対策については、自治体に求められている様々な施策の中で取り組みを進めており、県や国の施策と連携しながら今後とも取り組んでいきます。

死以外の支出との優先順位の検討については、法令に規定されている地方自治体の責務に基づく支出と武雄市において求められている政策に伴う支出があり、最終的には地方自治法上の統括代表権を有する市長がその優先順位を考慮の上、議会に提案し議論の上、決定されます。


【質問】
②20年以上前からQuality of lifeと云われる。政策上、この考えがどのように反映されているのか?

【回答】
Quality of lifeという考え方自体は2000年前のローマ共和国時代からありました。何も20年前というわけではありませんし、最近では、医療・福祉以外でも、SONY元会長の出井伸之氏やミュージシャンの森山直太朗氏が唱えるなどかなり幅の広い概念になってきたようです。

あまのじゃくさんがどのような意味でこの用語をお使いになられているか分かりませんが、仮に「生活の質」向上という観点からすれば、あらゆる政策はこれに応える必要があります。ただ、その政策の射程はあくまでも個人(ミクロ)ではなくてエリア(マクロ)の生活の質向上に資すれば良い、という公共経済学の説明もあります。すなわち、公共下水道の敷設は、ミクロもマクロもベネフィット(便益)の向上↑につながるのに対して、例えば、迷惑施設といわれる施設は、ミクロは↓、マクロは↑という場合があります。これをもって良しという考え方ですね。

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かなり専門的な用語を使って分かりにくいかもしれませんが、我々は、このように、いのししもレモングラスもがばいばあちゃんも、政策と呼ばれるものは、その理論的な位置付け、予算を使う以上は投資効果などを私を含めて議論の上、決定した上で、世に送り出します。視察や見学では、政策の裏にあるバックボーンを聞かれることがしばしば。というわけで、我々政治家や公務員はますます、勉強しなくてはいけないのです。

あまのじゃくさん、11月3日のご来場、心から楽しみにしています。
by fromhotelhibiscus | 2009-10-27 22:14

11月3日は

11月3日(祝)は、13:30より、武雄市文化会館(大ホール)にて、がん撲滅推進市民大会。今晩、川良労住団地で会合があったのですが、PRしてきました。

東大医学部の中川恵一先生を始め、考えられる限り最高のメンバーが選ばれました(ただし、僕を除く。)。

閑話休題。中川先生は東大の医学部卒ですが、思えば、医学部だけは別格でした。東大は別名、赤門。しかし、医学部は鉄門と呼ばれ、鉄門野球部とか鉄門合コン会とかありました(笑)。東大の場合、法学部と経済学部あわせて1000人超しますが、医学部はたったの90人。

大学時代は勉強を教えてもらったご縁で何人か知り合いがいますし、彼らには、市民病院の民間移譲の際にも理論的な後押しをしてもらいました。分からないときは悩む前にすぐに聞いていました(笑)。

あんまりしつこく聞くので、今度聞くときは有料!とかお前はすっぽんか?とか言われていました。そうなんです、分からないことを分からないままにしておくのは今でもそうなんですが、苦手かも。

僕はパネラーとして参加しますが、がん検診の先進地の話を中心にしようと思っています。というわけで、今、手当たり次第に本を読んだり、有識者に聞いて猛勉強中。厚生労働省の友人にも助けてもらっています。

しかし、いくら勉強しても、この方のブログにはかないません

11月3日(祝)、重ねてお待ちしています。
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by fromhotelhibiscus | 2009-10-27 00:28