読書日記

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連休中は、仕事の本以外に、それこそ手当たり次第に本を読みました。買った本、図書館で借りた本いろいろですが、その中で、下の本は読み応えがあります。


財務官僚で竹中大臣の懐刀であった高橋洋一のさらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白。官僚との戦いを余すところ無く書いた本。あまりいやみが無く分かりやすかった。官僚十把ひとからげに「悪」と決め付けないところのも良かったかも。

ある意味、高橋さんの敵であった政治家・与謝野馨の堂々たる政治。スケールの大きさでは、当たり前ですが、与謝野さんに軍配が上がる。本人は意図していないかもしれないが、これほど小泉さんを描ききったのはないかも。

話は変わりますが、民主党に、麻生さんや与謝野さんみたいな骨太な政治家っているんだろうか?やはり、与党経験がこういう人たちを育てていく面はあると思います。

というわけでもないんですが、自民党はこの際、解散を早期にしなければ、潔く「下野」して、民主党に政権を譲ってみたらどうかと思うんですが。今のままのねじれ国会では一番損するのは国民。詳しくは書きませんが、政界再編は、小選挙区制度とはバッティングするし、また、時間がかかり流動的になるのでは?政界再編が政界漂流になったら、元も子もない。


近頃はまっている横山秀夫の短編集・臨場、そして、第三の時効。アクロバティックな設定ややや強引な結びつきはあるにはあるけど、温かいストーリー展開で読ませてしまう。


グーグルが日本を破壊する。題名が強引でその分だけ損をしている。グーグルのもたらす影響(特に新聞・テレビへの)を上手くまとめている。参考になった。


新「地域」ブランド戦略―合併後の市町村の取り組み。武雄のレモングラスはこの本に載せてもらうには間に合いませんでした。佐世保バーガーなどの取組が分かりやすく書いてあります。

実務家としては、実例よりも、あとがきに、はっとするところがあり、忘れかけていた視点を思わず思い出しました。要は地域ブランドも地元が盛り上がるかどうか、そして、強い発信力があるかどうか、議論ばかりではなくてスピード、やるかやらないかがポイントと見受けました。

本のデザインもいいし、まちづくりに悩んでいる皆さん、必読です。
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by fromhotelhibiscus | 2008-05-06 22:20
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