遊びと遊具について

市長はいろんな相談を受け、最終決定するのが仕事のうち7割以上を占めます。そのときに、十分に意見を聞くことになりますが、最終的には自分の哲学に照らし合わせます。

今日、都市計画課から、市役所前の中央公園ほかに遊具を置くかどうか、指示を求められました。以前は保養村の芝生面に関しても相談を受けました。今、一番多い相談はこの遊具のことかもしれません。今後、中央公園を国庫補助で改修します

基本的に、僕は遊具を置くことについては否定的です。
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「遊び」といったときに、僕らが小さいころ、コマ回しや縄跳びが流行っていたように、遊びとは「他者」との関係を気づかせるものだと思うのです。

たとえ、一人でも遊ぶときであっても、固定した遊具では無くて、いろんなものを工夫して遊ぶべきだと感じます。現に僕らの小さいときはそうでした。僕は野球部だったので、近くの兄ちゃんが居ないときは壁にボールぶつけて練習してましたっけ。

それと、市内外の公園の遊具の活用状況を見てても、そんなに使われている様子は無いし、使われない遊具はすぐ痛むし汚くなる。そしていまどき、一台で8百万円近くする。また、もし事故が起きた場合は市が責任を取らなくはいけなくなる。
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では遊具を否定するのか?

決してそんなことはありません。

遊具は各学校にきちんとしたものがあるので、そちらをぜひ使ってほしいし、特に土日はみんな和気あいあい使っているようです。

また、中央公園等には、バスケットのゴールポストを置いたり、サッカーボールなどは置こうと思います。そして、芝生をぜひ遊びの道具に使ってほしい。今日、事務方から相談を受けたときにこんなことをお話しました。
by fromhotelhibiscus | 2007-03-20 19:40
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