黒塗り市長車廃止

今日の佐賀新聞にも大きく載っていますが、「武雄市 黒塗り市長車廃止 2台売却 エコ・カー導入へ」。先日の西日本新聞にも載っています
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予想以上に大きく扱われたわけですが、導入の理由は以下のとおりです。


・市民参加を呼びかける観点からも、特権的な黒塗り市長車は似合わない。
・市長車はシンボリックな意味があるので、環境に配慮したエコ・カーにする。
・また、近年の石油価格高騰により、リッター20キロ程度の車が好ましい(従来の黒塗りはリッター6キロ程度。)。
・また、災害・防災用(主に水害)を想定して、4駆の災害対応車にする。


特に、災害対応車の必要性は極めて高いと思っています。武雄の場合、北方町、橘町、武内町など、台風の季節以外でも水害に見舞われます。そのときに普通の車だと、現場まで入れない。

私は選挙期間中の大雨の際、浸水した橘町、武内町に入りましたが、たまたま乗ったのが、四駆の災害対応車だったため、現場そのものに直で入ることができました。また、逆に沖縄問題担当のとき、黒塗りの車が水害現場で立ち往生して迷惑をかける光景も見てきました。


現状は旧首長車が3台あります。そのうち2台をインターネットオークションか下取り、高く売れる方法で売却します。その売却益で、先ほどの趣旨を踏まえた市長車を購入したいと思ってます。もし、足りない場合は補正予算で計上する方向で調整しています。額にもよりますが、私はこれは必要だと思っています。

また、なぜ、3台ではないのか?というご指摘があるかもしれません。これはうち1台は市外からの公人等をお迎えする(結構あります。)に当たり、新たに費用負担を発生させずに利活用する観点からも、キープしたほうがいいという結論から当分の間、売却しないということです。


私の公約にも載せていますが、こういった話が先月から導入した「職員提案」でも意見が寄せられていることは嬉しいことです。
by fromhotelhibiscus | 2006-05-14 13:14
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