沖縄時代のこと

今から5年くらい前に内閣府に居ましたが沖縄振興を担当し、沖縄にたびたび出張。現場をつぶさに見るとある光景が。

沖縄本島の最北部に国頭(くにがみ)村というところがあります。ここは武雄の周辺部に似た雰囲気ですが、違うのは人の往来。そこの多くの地区では、80歳を超したおじいやおばあが行きかっています。会話を聞くと面白い。
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「まだ生きとるねぇ~。」
「あんたにゃ負けんよぉ~。」
「遊びにおいで。」
「さっき、あんたのうちでゴーヤチャンプル食べてきた。」

といったほのぼのした!?会話が飛び交います。

ほんと、しゃべりながら行きかっている。たまに軒先や浜辺でしゃがみこんでしゃべっている。これが沖縄語で「ゆんたく」と言いますが、語感がいいですよね。

こうやって高齢者が明るくしゃべりながら歩くというのは予防医学の最たるものではないでしょうか。沖縄が長寿の国だというのもこの辺から来ていると思います。


沖縄の道は里道に至るまで、昔からかなり整備されています。ゆっくり歩ける。これこそ、行政の知恵だと思います。

翻って武雄はどうか。例えば朝日町の川上地区ではまず県道の幅が狭いためになかなか気軽に散歩するわけにはいかないし、まず歩く雰囲気ではない。


しかし、川があります。この川に沿った小道の整備をどうするかで、この地区の活気が蘇ると思います。明日(21日)19時からの川上公民館で講演会はこの辺のこともお話したいと思います。ぜひご参加ください。
by fromhotelhibiscus | 2006-01-20 21:38
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