【書評】知的資本論 すべての企業がデザイナー集団になる未来

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知的資本論 すべての企業がデザイナー集団になる未来

著者は、増田宗昭。そう、CCC(カルチャー・コンビニエンス・クラブ)の社長兼CEO。TSUTAYA、代官山蔦屋書店、そして、武雄市図書館を企画し実現する人間。三木谷楽天会長兼社長もおっしゃっていますが、増田さんは業界を一変させる風雲児であるのと同時に不世出の経営者。

それは2年以上、一緒に仕事をしてきたので、よく分かる。こんな人間どこにもいない。その増田さんが、満を持して出した本が、これ。知的資本論。こんな雲の上のような方から、私は盟友と呼ばれ、最も大切な序章に、「武雄市長・樋渡啓祐氏との対話」が。40ページにわたって、増田さんと僕の対談が。自分で言うのも何ですが、今年6月の終わりに、柏でたった80人を目の前に対談したんですが、僕にとって空前絶後の知的対談になりました。

あの対談が終わった後の爽快感は未だに忘れることができません。そして、この本「知的資本論」という素敵過ぎる題名にも僕が大きくかかわっていると出ているんですが、この辺はぜひ、手にとってみてください。

その対談の一部始終が載っているんですが、せいぜい関脇クラスの力士が、最強の大横綱に挑んでいる感じが良く出ていると思います(笑)。事実、増田さんの横で僕は汗びっしょり。増田さんが繰り出す言葉はまるで、映画のシーンを見るようでした。


増田さんは言います。

すべての会社員へー。
あなたのいるところが営業部であっても経理部であってもそんなことは関係ない。企画マンになれ。デザイナーになれ。そして自由を生き抜く覚悟をもて。


増田さんは今まで何冊か本を出されていますし、僕は一ファンとして全部読んでいますが、その中でも、この本はベストオブベスト。ビジネス書としても今後10年このレベルのものは出てこないと思います。ぜひ、手にとってください。この本の中で、増田さんと僕がお待ちしています。
by fromhotelhibiscus | 2014-10-11 06:50
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