【書評】黒字化せよ! 出向社長最後の勝負---万年赤字会社は、なぜ10カ月で生まれ変わったのか

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10年前の高槻時代からの盟友である瀧田圭樹さんのお薦め。瀧田さんには関西のいろいろ美味しいところを教えていただいたり、また、こういった僕の目に触れにくい本をお薦めしてくれましたが、今でもこういう関係が続いているのは、本当に嬉しい。

さて、この本ですが、成田ーNY用にとっておいたんですが、武雄にいるときに、ぱらぱら読み始めたら、止まらない。こういう内容です。

大企業で役員目前だった沢井は、ある日突然、出向を言い渡される。出向先は万年赤字の問題子会社。辞令にショックを受けつつも、1年以内に黒字化することを決意した沢井だが、状況は想像以上に悪かった。

やる気のない社員、乱雑で老朽化の進む職場…。しかし、新しく人を雇ったり設備投資をするような予算はない。今ある人材、今ある設備で黒字化できるのか。

そこで沢井が講じた施策とは・・・?

面白いでしょ。この本はもともと、過去にも出ていてその筋ではとても評価の高いらしいんですが、この本自体は、増補改訂版。一つだけ欠点を先に述べておくと、著者以外の人が、章ごとに解説。僕にはご宣託としか思えないのだが、このぶつ切り解説があると、せっかくの息を呑むストーリーに水を差す。もしどうしても解説が必要ならば、最後に置けば良い。

それはともかく、この本は、マネジメントに携わる人はもちろんですが、自分の人事に不満を持っている人たちにぜひ読んでほしい。僕にも過去そういうことがあったんですが、あの頃に、この本を読んでいたら、もっと違う展開になっていたかもしれません。

もっと前向きに、もっと冷静に。

この著者が凄いところは、現場まわりなど細部を疎かにしなかったこと。しかも徹底的。成功には理由がある。それを緻密に冷静に、自慢話臭さはまるで無く淡々と書きながら、しかし、実はエキサイティングそのもの。

お勧めです。瀧田さん、ありがとうございます。感謝します。また、いろいろ教えてくださいね。



by fromhotelhibiscus | 2014-09-25 19:05
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