【レビュー】リーダーを目指す人の心得

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リーダーを目指す人の心得

全米で「最強のビジネス書」と話題騒然のベストセラー、日本版刊行!
ペプシ工場の清掃夫から国務長官にまで上り詰めた米国史上屈指のリーダーが、組織内で昇進するための正攻法、人の心をつかむルールを余すところなく語る。リーダーのみならず、組織に身を置くすべてのビジネスパーソンに役立つ1冊。

《コリン・パウエルのルール(自戒13カ条)》
「なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ」(ルールその1)――「仕事の黄金律」として世界中で熱狂的な支持を受ける「13のルール」。本書では初めて、パウエル自身が体験したエピソードを添えて語られる!

《各界のキーパーソンが推薦》
いかなる苦境に立っても冷徹なパウエルを鮮やかに思い出す。「まず怒れ、その上で怒りを乗り越えろ」と自分に言い聞かせていたことを知ってこの人がますます好きになった。 手嶋龍一(外交ジャーナリスト、作家)

現場感覚、大局観、判断力。リーダーの資質を備えたひとつの理想像がここにある。
野中郁次郎(一橋大学名誉教授、『失敗の本質』共著者)

これぞ、偉大な管理職。楽観的で諦めず、逃げず、成果を挙げるための「13のルール」は必読。部下を信じてベストを尽くせ!
やまもといちろう(ブロガー、イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役)

リーダーとして判断・決断・言動をするときに、常に「13のルール」と向き合い自戒の軸としてきた。次世代を担う若手ビジネスマンにもぜひ読んでほしい1冊。
米田幸正(エステー株式会社社長)



これもまたとてつもなく良い本でした。飾らず、気取らず、さりげなく、読み終わった後に、とても、温かい気持ちになれる本。

コリン・パウエル。米国最高の軍人と言われ、最も尊敬を集めた国務長官。また、もし、大統領選挙に出馬したら絶対に勝てたと言われる人間。その人が、貧しいストリートキッズから始まり、両親から愛され、愛し、志を立てて、職業軍人へ。しかし、一方で、仕事バカを軽蔑し、家庭や人生を愛する。巨大なバランス感の持ち主。

僕の世代だと、湾岸戦争の時、しょっちゅう、テレビに出て、分かりやすく、米軍の行動を世界に説明していた。その姿が氏の栄光の一ページとして、また、本にも最初で最後と触れてあるけど、汚辱にまみれた国務長官としての国連演説。その時々の思いが、穏やかに、しかし、ほんのちょっぴりだが、激烈に記してある(国連演説のくだり)。

そして、その波乱に満ちた人生の中で、リーダーとして、また、職業人としての挟持を、これまた、とってもほっとするエピソードを記しながら、肩肘張らずに語っていく。

私にとっては、元リッツカールトンの髙野登さんと同じレベルで、すとんと心に落ちてきました。あまたあるリーダー論の中では、一番説得力があった。そう思う。これから、リーダーを目指す皆さんに、ぜひ、読んでほしい本です。
by fromhotelhibiscus | 2012-11-02 22:29
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