パキスタン訪問記

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先週、パキスタンから招待を受け、実際に武雄市議会、市民の皆さんから成る訪問団でラホール、ムルターンなどに参りました。国の代表産業の一つである巨大縫製工場を視察後、道路、通信、電気事業などの視察しました。

パキスタンは人口1億7,710万人で、年人口増加率2.05%と爆発的に人口が増えています。面積そのものも日本の約2倍と広大な国土を有する国です。

今回招待いただいた目的は、人口の爆発的増加に対し、圧倒的にインフラ等の整備が遅れており、海外からの技術力が必要不可欠となっている中、日本の元気な自治体の首長にパキスタンの現状と、素晴らしさを一度見て、パキスタンの良さを発信することと同時に、日本とパキスタンの交流を深めるためのもの。

1週間弱の滞在で、その目的が果たせたかどうかは、これから始まる息の長い交流に尽きます。と思っていたら、僕らが去った後に、パキスタンとアフガニスタンの国境付近で、連日の殺人事件。確かに、僕らが伺ったラホール、ムルターンなどは、非常にのどかで安全そのものなんですが、こんな事件が起きると、「日本=放射能」とパキスタンの有識者が言うのと同じで、「パキスタン=危険」と、我が国の中で蔓延するのが無念です。

ただ、パキスタンの政府関係者、ビジネスマン、有識者の皆さんとも話をじっくりしましたが、安全そのものの確保にはあと数年かかるとのこと。その中で、お互い安全の確保を最優先にしつつ、交流を進めていこうと合意。

移動は、念には念を入れて武装警察車両数台に囲まれた車。全部で1500キロを越しましたが、その間、パキスタン側の計らいで、パキスタン最大級の、10万人を収容できるバードシャーヒー・モスク、2500年前の大学遺跡、ガンダーラ遺跡を短時間でしたが、ご案内して頂きました。僕は、40か国以上旅しているトラベラーですが、その中でも第一級であることは間違いない。安全が確保できたら、観光大国になる可能性が高い。さらに、食事が抜群に美味い。インドと同じカレー系なんですが、マイルドなんですね。キーマカレーはどこの国で食べたものを遥かに凌ぐ。聞いたら、キーマカレー発祥の地らしい。

ともあれ、充実した訪問でした。準備は大変だったと思います。温かいおもてなしをしてくださったパキスタンの皆さんに心から感謝いたします。
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(上の2枚は古賀秘書官。下のパキスタン人の2枚の写真は僕です。移動中、車の中から撮りまくりました。)
by fromhotelhibiscus | 2012-03-04 21:59
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