9月4日(日)原発事故想定訓練やります。

今、仙台の定宿。明日は早朝から陸前高田市に向かいます。今日も津波を直撃した地域をまわりましたが、もう数えきれない地域に入り、地域住民の皆さんと膝を交え話を聞いてきました。一番多かった要望は、用水溝や側溝などに、汚泥がたまって水がはけず、水が溢れ出たり、悪臭がしたり、衛生面で心配だというもの。

もう、瓦礫の撤去等は終わっているので、こういう汚泥搬出をしてくれるボランティアの皆さんを熱望しているということでした。武雄市では、民間ボランティアの皆さんを募っていますので、この情報を入れたいと思います(というか、ブログで書きました。)。


一方で、孫ソフトバンク社長とともに福島県内の市町村には、被災10日後伺いました。その際に、地域住民の皆さんも行政も当たり前ですが混乱。私たちが伺った避難所は、福島原発から40キロ。原発近くの町の皆さん610名の皆さんが入っておられました。

このときから、ずっと、武雄市も他人事じゃない、そう思い続けてきました。武雄市の中心部は、この避難所と同じく、玄海原発から40キロ。一番近いところは、若木町の30キロ。牟田議長の自宅のあるところです。


そうだ、今年の総合防災訓練は、原発災害を想定した大規模訓練を行う、そう決意をして、事務方に準備を指示しました。しかも、佐賀県の暫定避難計画に即して、伊万里市と協働して行います。塚部伊万里市長に先日直接説明に参りましたが、市長は、この訓練の持つ意味を高く評価して頂きました。


当然、放射線測定、放射線を受けた(と想定する)地域住民の皆さんの健康診断を、市内のドクターのお力を借りて行いますし、この趣旨に賛同して頂いた、市政アドバイザーの中川恵一先生(東大医学部准教授)も、実際、健康診断等をして頂きます。ぜひ、見学等にお越しください。
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午後は、特別講演会。これも必聴です。武雄市民に限らず、多くの皆さんのお越しをお待ちしています。
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by fromhotelhibiscus | 2011-08-31 22:36
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