【書評】BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

1年前は、走ることには全く興味無し。走っている人たちを見ると、僕とは別人種と思ってましたが、今は同志。人間変われば変わるもの。昨日は走るのも久しぶりのオフで、今晩、走るの楽しみにしていたら、台風の影響でボツ。走らないとどうかなりそう。ま、走らなくてもどうかしてますが(笑)。

去年の10月の終わりから突如走り始めて、ほんと突如でした。最初のランは、40メートルくらい。次は1キロ、無理なく(無理はしません)走っていたら、そのうち中毒に。

そして、Nike+によると、総計で、1443.96キロ。183.25分。7.36分/km。112080Cal。週末は土日で合計30キロ、平日は最低でも5キロは走るようにしてます。好きな音楽聞きながら、と、走りたくないときは走らない、というのが持続のポイントのようです。

で、僕の場合、料理に没頭していたときは、料理の本を読み漁り、ランニングに没頭している今はこの分野の本や雑誌を買い漁るんですが、その中で、この本だけは読んだ方がいい!ってあらゆるレビューに出ていた本が、これ。

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

全米20万人の走りを変えた、ニューヨークタイムズ・ベストセラー

この冒険は、たったひとつの疑問からはじまった。「どうして私の足は走ると痛むのか?」

その答えを探すなかでクリストファー・マクドゥーガルは世界でもっとも偉大な長距離ランナー、タラウマラ族に行きつく。その過程でわかったこと──

わたしたちがランニングについて知っていることはどれもすべてまちがいだ──

メキシコの秘境を彷徨う謎の白馬、現代社会と隔絶して暮らす“走る民族”、素足で峡谷を走り抜けるベアフット・ランナー、数時間走り続けて獲物を狩る現代のランニングマン、過酷な地形を24時間走り続けるウルトラランナーたち、そして、世界が見逃した史上最高のウルトラレース……

ニューヨーク・タイムズで32週連続ランクイン中!

amazon.com ユーザー評価で297人が5つ星をつけた、「読めば走りたくなる」と話題のロングラン・ベストセラー、遂に邦訳!

No Running, No Life!


という内容。はじめの麻薬売人に殺されそうになりながらメキシコの秘境に向かうあたりや、ウルトラレースでの殺人的なレースのくだり・・・、下手なアドベンチャーノベルよりもよっぽど面白い。また、文体そのものも疾走感。翻訳がこなれていないと他のレビューにあるけど、そんなことは無い。いくつかの部分は原書に当たってみたけど、遜色無し。しかし、著者の有害無益のランニングシューズ論にはこれだけでは納得できない。ま、いろんな考え方があるんだろうね。

これを読み終えたら、ますます走りたくなりました。読書とランニングが並立するなんて素敵なときの過ごし方だと思う。
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by fromhotelhibiscus | 2011-07-19 22:16
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