関西京都今村組

今日も来客と会議の連続。一番いい時間を過ごしたのは、同世代のMさんがお見えになった時間です。Mさんご自身が関わっておられる関西京都今村組が出ていたテレビ番組の録画ビデオを持参してお越しになりました。
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岩川さんも一緒にビデオを見ました。要はグレた、グレかけている、あるいは過去グレていた人間が、今村先生というカリスマ(小学校の先生)のもとに集まった、ダンス集団なんです。三人で話したことが、

・ぐれた人間がよくもまあこんなに立ち直るよな、
・この団体の強さは緩やかな上下関係と強い仲間愛に支えられている、
・札幌YOSAKOIソーランのファイナルが目標となっているから続けられる、
・今村先生とメンバーが同じ視線になっている、

といったことでしたが、どうも、この集団に魅力があるのは、今の日本が忘れた、昔は普通にあったものがこの集団にはある、といったことかなぁって思いました。規律、規範、上下関係、同志愛、礼儀などなど。

僕は日本は極端から極端に振れる国だと思っています。その証拠にたった50年くらいで、規律や規範が無意味に幅をきかした超軍国主義(全体主義)から、これらが崩壊した超個人主義へ。地域や家族が融けるのを通り越して、個人が溶解している国、それが今の日本ではないでしょうか。信じがたい事件や事故の連鎖はその証拠だと思いますが言い過ぎでしょうか。いい塩梅でとどまるのが下手な国なのかなぁって時々辛らつに感じます。
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その中で、多くのグレた人間(僕自身も周りから見たらそんな時期がありました。)がそういう団体を志向するのはすごくいいことだと思います。

テレビの中の、カリスマ今村先生の一言が忘れられません。

「すぐ何事も辞めてしまうこいつらに、苦しんで苦しんだ先にしか見えないものを見せてあげたい。」

高槻でもどんどん広めていきたいと思っています。Mさんありがとうございました。


これから、明日の日本青年会議所サマコンのパネラーの準備です。はぁ。昨日は東京、今日は大阪、明日は名古屋、一人三都物語というか、どさまわりの旅のようです(笑)。
by fromhotelhibiscus | 2005-07-22 21:08
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