なぜ、全国で講演するのか

ご心配3割、批判3割、無関心4割って感じですが、僕の講演、特に回数に関して、意見が寄せられています。全部、公務政務ともに、佐賀新聞の「首長の動勢」に載るからね。

批判の中には、市長は市長らしく市長室に座っておけというレベルの低いのから、次の選挙大丈夫か?といった思わずコメントに窮するものまで。
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はっきり言って、自分の選挙だけ考えたら、講演なんかしないほうがいい。しかも、講演は講演だけじゃないんですね。1時間の講演には10時間くらい時間をかけて準備します。よくアドリブって言われるんですが、僕はアドリブはできないので、1時間だったら、大体しゃべる中身を暗記して臨みます。さらに移動時間もかなりロスだし、講演1時間やれば、1キロくらい痩せます。それくらい体力を使うし、頑強な僕も体調が戻るのに時間がかかる。移動中しか資料を作る時間が無くて、車やバスを降りたときに、酔いまくりってことも(涙)。

では、なぜ、全国で講演するのか。3つ理由があります。

1つは、僕が尊敬してやまないジャーナリスト、企業経営者から、最近、特に、

樋渡さん、あなたの役割は、元気のない地方、閉塞感で打ちひしがれる地域に、灯りをともすだけではなくて、火をつけまくることだ。首長パンチで書いた失敗例、成功例を含めて、評論家ではなく実践家として伝えるべき、

2つ目は、武雄は未だ知名度が低い。「知名度が低い=ブランド力が無い」というテーゼの下、武雄市長である僕が全国で講演すると、武雄市そのものが知れる。しかも、講演の最後には、僕が言ったことが本当かどうか、武雄にお越し下さい、というと、少なからずの人たちが武雄を訪れる。だから、今、全国で屈指の視察数を誇るのです。しかも、この講演で一番大切なことは、ここではなくて、武雄で話します、ということを必ず言っています(笑)。

最後の3つ目は、講演に来る人ってかなりアンテナが高くやる気のある人が多い。こういう人たちと武雄市民、武雄市役所の職員、議員とつなげるきっかけとして、講演というのは費用対効果が高い。現に、僕の講演を聞いて、武雄市役所を受ける東大や慶應の学生もいる。

それとね、おまけだけど、講演料は言われるがまま、正直言って赤字になります。というのも、1つの与えられたテーマに関連書籍だけで10冊は飛ぶ。しかも、専門書は高いし、図書館にはまず置いてない。原書も最近は読む。

しかし、今は地域を元気にする、という使命感で頑張ろうと。大前提は公務に支障の無い範囲で。

明日(16日)は18:15〜 奈良市役所です。関西の皆さん、ぜひお越し下さい。では奈良で!!

by fromhotelhibiscus | 2011-02-15 23:15
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