エグザイルス、エグザイルではありません

今日のお題は、ロバート・ハリスの文庫本「エグザイルス」。エグザイルではありません。このエグザイルスという意味は、いろんな意味はあるけど、放浪者。何で、この本を持ち出しかというと、今、近著「首長パンチ」の取材が相次いでいて、一体、樋渡さんは、どんな本を参考に書いたんですか?という質問が割と多い。

いつか書くかもしれませんが、僕は「首長パンチ」に関しては、本よりも映画に影響を受けてます。例えば、ビリーワイルダーの「情婦」や「アパートの鍵貸します

とにかく、本を読んで頂く時間を3時間として、いかに、最後まで一気呵成に持っていくか、そればかりだと息苦しくなるので、どこに遊び(のりしろ)を持ち込むか、回想シーンをどうするか、僕は、ストーリー展開は優れた古典映画から学びました。特に最近ジムでランニング中に見て釘付けになった、上の「情婦」は凄い。ラスト10分でどんでん返しが3回。しかも、ストーリーが吹っ飛ばないように、劇中、伏線がしっかり埋め込まれている。思わず、ランニングマシーンから落ちそうになるくらい、iPodTouchに吸い寄せられました。

そんな中で、本を書きながら気付いたんですが、「僕」が主人公の本って少ない。村上春樹にはあるにはあるけど、恐れ多すぎて参考にならない(苦笑)。いろいろ探していたら、偶然にも、読書好きな友人から、「ロバート・ハリスのエグザイルスって人生の3冊に入るくらい面白い。ぜひ、読んでみて。」とのこと。

ロバート・ハリスといえば、大学時代、下宿で、草創期のJ−WAVEでナビゲーターを務めていた御仁。あの頃のJ−WAVEは最高。CMほとんど無し。音楽ばっかで、しかもナビは必要最小限。小牧ユカも元気いっぱいで良かった。そういえば、大学1年のとき、夕方6時からのリクエスト番組の冒頭、僕の最初で最後のリクエスト、小牧さんが読んでくれた。ローリングストーンズの新曲でした、ハイ。

脱線しまくりですが、このハリスさん。とにかく、破天荒な人生。

世界を放浪し、「自分」へと辿り着くまでの心の軌跡を綴った自叙伝。人生に迷い、どうにもならなくなったとき、道標となり、あなたを導いてくれるに違いない!!誰にも束縛されることなく、自分の好きな道を歩きたい。社会が敷くレールの上を往復する人生なんて送りたくない──時代はヒッピー文化が台頭した1960年代、「自分の可能性」を求め、日本を飛び出した若者がいた。ヨーロッパ、インド、中東、バリ島、オーストラリア……世界中を旅しながら、「自分」に辿り着くまでの心の軌跡がここにある。人生を嘆き、落ち込んでいる人をめざめさせる感動の1冊!

失礼ながら流麗とは言えないけど、躍動感のあるセンテンス。強烈な色彩感。これだと思いました。最後まで、ノンストップパワープレイ。いろんな人生があるものです。
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by fromhotelhibiscus | 2010-12-14 22:52
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