議会について

霞が関時代、何度か、省の国会担当を仰せつかりました。国会担当といえば、花形は花形なんですが、根回しやタイミング、頭脳と体力勝負。私は多くは、仕分け作業で蓮舫さんの後ろに陣取ってたびたびテレビに映っておられた山下参事官から学びました。よく、武雄市議会と執行部と連携が取れていると多くの自治体から指摘されますが、杉原議長さんを始めとする議会、そして、実務の要である古賀副市長、政策部のおかげです。

実は、国会でも市議会でも議会運営委員会がその中心となりますが、牟田副議長さんが明快なコメントをされています


今日は、給与(賞与)減額のための臨時議会だったのですが、私を含む職員の給与減額条例案に対して、共産党の平野・江原両議員と社民党の大河内議員は反対。大河内議員の反対については、不利益遡及という最高裁判例までいった難しい法理を持ち出され、私と激論。もちろん、私は是としませんが、その反対の理由そのものは分かります。

しかし、ここからが問題。

続いて、議員の報酬(賞与)減額条例案について審議。我々政治家が、まず、今日のデフレ状況といった厳しい社会経済情勢、市民の皆さんの生活苦、市民感情に思いを寄せる必要があります。

そして、報酬は市民の血税で成り立っていることからも、まず痛みを有さなければいけないのは、公務員の皆さんもそうなんですが、私たち政治家そのものだと思っており、こればかりは全会一致と踏んでいたら、何と、共産党の平野・江原両議員は反対。

しかも、通常は反対の理由を「討論」という形式で述べるのが筋なはずなのに、それも無い。今日は臨時議会でテレビが入っていなかったのが理由かどうかは分かりませんが、私には珍しく激しい憤りを感じました。そして、牟田副議長のブログで書かれていますが、このお二人は議員定数削減には反対。自分たちの狭い利益を守る、そういう意味でしょうか。


僕は共産党のことを総体としていろいろ言っているわけではありません。霞が関でも、出向した高槻市役所でも、共産党の方々は、確かに私とは相容れない政治姿勢(これを悪いというつもりはありません)でしたが、それでも、理屈ははっきりと言われ、私も感銘を受けることがありました。

私は昨年の今頃、共産党主導と言われるリコールを受けましたが、あれとて、議案そのものにノーを突きつけるのであれば、議会へのリコール等をすべきで、今でもあのリコールは筋が通らないと思っていますし、市政を混乱せしめたと率直に思います。

12月議会の一般質問で、お二人の共産党議員が、この私の意見に対して、どのようにおっしゃるのか、注目をしたいと思いますし、もし、彼らのご意見が私の気持ちを打つのならば、それはテレビ中継の中で素直に同意します。


議会終了後、レモングラスプラス緑茶等新製品の記者会見に同席。老人趣味の作品展表彰式で市長賞の授与、そして、夕方は、橘公民館で、六角川調整池期成会設立総会、その後、調整池候補地の見学。この頃、本を大量に購入したので、久しぶりに夕方帰宅して読書三昧。面白い本をまた紹介します。ブログを見ていたら、袋とじのある町という興味深い記事が
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by fromhotelhibiscus | 2009-11-30 20:24
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